新居の掃除
荷物を搬入する前だからこそ撤底的にキレイにして、さらに新居のチェックも行う。
新生活が始まる新居に気分良く引越すためにも、入居する前に掃除をしておきたいもの。また、家具などを搬入する前なので隅々までキレイに掃除できる上、キズなどを防ぐために搬入前にさまざまな処理を施しておくと退室時に敷金が戻ることも期待できます。
新居が中古物件の場合、多少は他人が生活した痕跡が残っているもの。また、エアコンの取り替え工事が行われている場合、工事関係者は ざっとした掃除しかしないことが多いので、細かなホコリやゴミなどが残っていることも少なくありません。したがって、旧居と新居の距離 が近い場合、荷物の搬入前に掃除を済ませるようにしましょう。
中長距離の引越しの場合
引越しの距離が通い場合、簡単に掃除をしに新居に行くことができません。そこで、次の3つのパターンで対処してみます。
- 新居や周辺の下見のときに一緒に掃除も済ませてしまう。
- 時間的に余裕があるなら、引越しまでに改めて掃除しに行く。
- 家族の引越しなら、引越し前までに家族の誰かが先に新居にて掃除しておき、引越し当日・ 物搬入の際に業者に指示する役 も同時に担当すると合理的。
次の引越しのために備えること
新居を掃除しながらチェックしてほしいのが、元々あったキズや汚れなど。次回引越す際に、自分がつけた覚えのないキズや汚れで修繕費用を請求されることがないように、日付入りの証拠写真を撮っておくと、いざという時に安心です。
畳・床・天井の掃除
壁に防水スプレーを散布しておくとカビ対葉は万全。
畳や床は、家具を置いてしまうと退去するまで掃除できない箇所もあるので、今のうちに全体を念入りにキレイにしておきましょう。壁、天 井も上の方まで掃除できるのは家具を置く前だけなので、脚立などを用意しておくと万全です。
壁のカビ対策
特に新築のワンルームマンションは、コンクリートの壁に力ビが生えやすいもの。したがって、たんすを配置する前に壁に防水スプレーを散布しておくとよいでしよう。
キッチン
汚れ防止の処理でふだんの掃除もラクラク
レンジ回りや換気扇は、事前に汚れがつきにくいように、レンジパネルや汚れ防止フィルターを取り付けておくと、ふだんの掃除もしやすいし退去時の汚れも少なくてすみます。
キッチンの下は、油や調味料を置くことが多いのと、鍋を置くことでなべ底のサビがつくことがあります。 防ぐためには、新聞紙を重ねて敷い ておくといいでしょう。さらに、防虫効果のあるシートを使うと、ゴキブリの発生も予防できます。
トイレ・バス
中古住宅の場合、水回りは要チェック。不具合は早めに大家さんへ連絡
中古住宅の場合、排水口のチェックは必ずやっておきましょう。新築の場合はそれほど心配はありませんが、以前住んでいた人の髪の毛やゴミが排水パイプに詰まっているのは気持ちが悪いですよね。特に水回りは汚れが気になる箇所なので、念入りに掃除するようにしましょう。ま た住みはじめてから排水口やトイ レの流れが悪いことに気づくようでは遅すぎます。気になるようであれば早めに大家さんに連絡するようにしましょう。
防虫対策
ゴキブリやダニなどの害虫は今のうちにシャットアウトしておく。
一度、家具を配置する前に、害虫駆除剤などで徹底的に駆除をすることをおすすめします。特に、1階に飲食店が入っていたり、近隣の住宅が密接しているようであれば、なおさら行なった方がべターです。ゴキブリ対策としては、台所やゲタ箱、押し入れのすみなど、ゴキブリが卵を産みそうな場所は徹底的に掃除をかけておくだけでも、卵を排除できるので大分違います。子どもがアレルギーを持っている場合は、ダニ対策にも気を配りましょう。