別件の明け渡しと電気ガス水道の精算
電気・ガス・水道の精算
引越し当日に精算する場合は現金の用意を忘れずに。
電気、ガス、水道は引越しの1週間前までに連絡しておくと、引越し当日に各係員が料金の精算にきます。したがって、当日にはあらかじめ現金を用意しておくことが必要です。それぞれ、メーターを確認後に 精算するのは共通ですが、電気は出発前にアンペアブレーカーのスイッ チを下げる、ガスは元栓を閉める、水道はメーターボックス内の水止め栓を閉めることを忘れないように。
当日精算できない場合は、新居へ請求書が送られてきます。精算後に掃除などで、電気や水道を使用しても、ある程度なら料金は発生しません。
物件の明け渡しについて
基本的には大家さんや管理委託業者に立ち会ってもらうこと。無理なら写真を撮って証拠を残す。
旧居での最後の作業は、物件の明け渡しと鍵の返却です。一般的には、引越し当日に大家さんが立ち会います。大家さんの居宅や管理を委託された業者が近隣にある場合、部屋を片づけた後に呼び出します。
大家さんや業者の立ち会いの元に部屋の状態を確認してもらい、借主が負担しなくてはならない修繕箇所の提示と見積を出してもらいます。あとは部屋の鍵をその場で返却すれば完了です。
大家さんや管理委託業者が立ち会わない場合、気をつけなくてはならないのが後から不当な修繕費用を請求されること。この類のトラブルは頻繁に発生するので、なるべくなら、立ち会ってもらうことがべターですが、無理であれば退去時の部屋の写真やビデオを隅々まで撮って証拠を残しておくと安心です。
明け渡し期限に余裕がある場合、引越しの翌日以後の約束日に明け渡しと鍵の返却を行なうことも可能です。近距離での引越しの場合、新居へ荷物を移動するのに支障がない上、旧居の掃除もあとから念入りに行なうことができます。ただし、中長距離の引越しの場合、後日に改めて鍵を返すのは面倒な場合もあるので、明け渡し期限に余裕があっても引越し当日に明け渡しと鍵の返却を行う方が二度手間になりません。その際に注意することは、不動産仲介業者などに立ち寄る時間も新居への移動時間に含める必要があります。
借主負担の修繕に関して
借主負担で修繕すべき範囲については、十分に注意しなくてはなりません。畳やふすまの日焼けなど、通常の使い方で自然に損耗した場合は 負担する必要はありません。借主が負担する場合とは、たばこの焼けこげのついたカーペットなど借主の不注意で傷をつけたり壊したりしたものに限られます。家主の言いなりになって、敷金は戻ってこないと思い込んでいる人が多いのですが、自然損耗に関しては勇気を持って主張することが大事です。
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